塩田剛三先生と合気道養神館
合気道という武道はかつて甲斐武田家(かいたけだけ)に秘伝として受け継がれていた合気之術(あいきのじゅつ)が源流とされています。合気道の開祖である植芝盛平先生が合気之術を受け継ぐ武田惣角先生に師事し、独自の工夫を重ね、完成させたのが合気道です。
塩田剛三先生は植芝先生の高弟として長きに渡り修行を重ね、合気道養神館(ようしんかん)を設立しました。
曖昧になっていた合気道の技術や理合(りあい)を整理し、体系化したことで、誰もが等しく合気道の技術を習得できるようにして、合気道の発展に生涯かけて尽力されました。
また、塩田先生ご自身の強さは数多く語られており、アメリカ要人のSPを身動き一つ取れなくする、8人を相手にしても全く寄せ付けなかったなど、数多くの逸話を残しています。
合気道の事を詳しく知らない人でも、格闘技・武道の事を知っている方なら、塩田剛三先生の名前を知っている人は多いと思います。

合気道養神館 創設者 塩田剛三先生

合気道 錬身会について
合気道錬身会(れんしんかい)は塩田先生の内弟子として最も長く在籍した千田 務(ちだ つとむ)先生が2008年に設立した団体です。千田先生は塩田先生が確立させた合気道の技術・理合・精神を最も色濃く受け継いでいます。我々合気道錬身会は、千田先生指導のもと、合気道を通して、人格形成、青少年の健全育成を図ることを使命として日々活動しています。

合気道錬身会 鍋島道場について
塩田剛三先生が創設した合気道養神館、その流れを引き継ぐ錬身会の道場として九州で最初に創設されたのが錬身会鍋島道場です。
道場長の石井正弘先生は、佐賀市で道場を創設して依頼、これまで数多くの実績を上げてきました。特に少年部においては演武大会において道場生を数多く優勝に導いています。そして、鍋島道場の隆盛により、その後の福岡道場創設、追って太宰府・照葉・久留米道場の創設へと続いています。